博多きゅうりは、「抑制」「促成」「半促成」の3作型で生産、9月〜6月の間、出荷しています。
出荷期 面 積 生産者数 販売量
9月〜6月 31ha 126戸 4,652トン
作 型
抑制:9〜12月、 促成:11〜6月、 半促成:3〜6月
食卓には欠かせない、博多きゅうりは、
秋から冬にかけて収穫する『抑制作型』
冬から春にかけて収穫する『促成作型』
春に収穫する『半促成作型』
と、3つの作型を組み合わせ、9月から翌年の6月まで
10ヶ月間の出荷期間があります。
品種は白イボきゅうりで、肉質は1年中シャキシャキしたみずみずしい食感があります。

きゅうりの果実は「ブルーム」という白い粉が発生しますが、福岡県では一部の特定の販売先との契約を除き、病気にかかりにくく、寒い冬でも生育するブルームが発生しないカボチャ台木を使っています。
『博多きゅうり』は、気象災害を受けて収穫出荷が中断しないように、すべて台風や雪の気象災害を受けないような頑丈な鉄鋼ハウス内で栽培しています。
きゅうりの栽培に使う肥料は、肥効が穏やかな油かす・魚かすなどの有機質肥料が主体です。
急激な肥効が現れる化学肥料は、土壌の肥料濃度障害の原因になったり、病害虫の発生を助長するからです。ハウスには、防虫ネットを張っています。これは、アブラムシやヨトウムシなどがハウス内へ進入するのを防ぐと共に、薬剤防除の回数を必要最低限で済ませ、より安全なきゅうりを生活者へ提供するためです。

きゅうりは、各節に1つから3つの花を着けます。
花には「雄花」と「雌花」が有り、その時の樹勢や気象などで花の数や雄雌が決まります。そこで、品質の良いきゅうりを安定的に収穫するため、親づる(主枝)、子づる(側枝)、孫づると、収穫と摘心を繰り返し、樹勢を一定に保ちながら収穫を続けます。
そのタイミングは、その時の樹の勢い、実のつき具合、その後の気象を加味しながらの剪定作業となります。

右の図はきゅうりの基本整枝方法のひとつの、「つるおろし栽培」の模式図ですが、その他にも「摘心栽培」や「変則つるおろし栽培」等があり、品種特性、地域の条件等を加味しながら行います。

「つるおろし栽培」の模式図